泉谷しげるが、忌野清志郎が亡くなったことを
「あいつの死は受け入れられない。だから告別式にも行かない。」
と言って、実際に出席しなかったそうだ。
その気持ちわかります。
親元を離れ静岡で学生をしていた18歳の秋、家から電話があった。
幼馴染みのWが亡くなったという連絡だった。
「今晩お通夜だけど、お前どうする?帰ってくるか?」
家も近所で小さい頃からいつも一緒に遊んでいたW。
その時はWの死が信じられなくて、受け入れられなくて、
Wの姿を目にするのが怖くて、帰ってくることが出来なかった。
4畳半の下宿の部屋で膝を抱えて泣いていた。
そして年末に帰省したときにWの家に行って
線香を上げてきたのだけど、その時にすごく後悔の念が
込み上げてきたのだった。
なぜあの時、帰らなかったのか?
最後の別れは直接言ってやらなければいけなかったじゃないか!
今でも、その後悔のかたまりが胸の奥に残っています。