中国四川省の重慶でサッカーの東アジア選手権が開催されている。
この重慶という町には痛い思い出がある。
前にちょこっと書いたが修業先から実家に戻ってくる時、中国へ旅行した。
精神的にも肉体的にも結構キツイ旅だった(でもそれが楽しかったけど)。
その途中で重慶にも寄ったのだが、そこで体調を崩してしまった。
屋台で食べたアレがいけなかったんだろうと目星は付いているが、それまでの
疲労がたまっていた事もあるだろう。
とにかく上へ下への大騒ぎで、ベッドとトイレで2日間を過ごした。
予定では重慶から長江を船で下り、三峡をクルーズするつもりでいた。
船のチケットも重慶へ着いてすぐに購入していた。
しかし乗船前日の晩からダウンである。さすがに三峡下りは
諦めざるをえなかった。
異国の地で寝込むのがどれ程の不安かつくづく感じましたね、一人旅でしたし。
キーを打ちながら、ふと思い出したので探してみたら
このとき無駄にしてしまったチケットが見つかった。
地図の右端、青く印を付けてあるのが乗船場所ですね。
さて、やっと起きて動けるまでに回復したのですが
先ず、シャワーを浴びにバスルームに。
ところが、2日程ろくに食べていなかったため踏ん張りが利かなかったのか、
濡れた床で足を滑らせてしまう。
浴槽の縁に左脇腹をしたたか打ちつけ、のたうちまわる。
踏んだり蹴ったりでした。
もう息をするのも大変で、”こりゃマジでヤバイ”と感じました。
もっとまわりたい所はあったけれど、痛みと情けなさで
そこで気力が切れてしまいました。
「もう帰ろうかな?」
帰るにしても、大きなリュックかついで歩けるのだろうか?と
心配しましたが、痛みをこらえて何とか帰国。
帰国後、医者に行ったらやはりアバラ骨折してました。
後になってみれば楽しい思い出です。